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神奈川新聞「三浦一族 解き明かす 横須賀の鈴木さん」

平成19年9月23日 神奈川新聞

 浦一族 説き明かす 横須賀の鈴木さん」
                800年の歴史 体系的にまとめ 5年の研究1冊に。
 
   
横須賀市桜が丘在住の中世史家・鈴木かほるさんが、三浦一族の平安期から江戸期までの800年の歴史を体系的になとめた本「相模三浦一族とその周辺史」を出版した。宗家が滅んだ宝治の乱(1247年)以降の、一般にはあまり知られていない三浦氏の血筋を解き明かした力作だ。(高野 学)
 平安期に台頭し、三浦半島の豪族になった三浦氏。鎌倉期の源氏に忠誠を誓っていた単なる地方豪族と思われがちだが、都にも多くの縁者を配し、政界で権勢を振るったという。
 北条氏が源氏の有力御家人を粛清した宝治の乱で宗家が滅びた後も、全国の所領に広がった子孫たちが脈々と血筋を受け継いだ。徳川家の側室で、三浦氏の血筋をくむお万の方が産んだ子が紀伊、水戸藩を起こしたこと、、副将軍となった水戸光圀はお万の方の孫に当たることなどを説明している。
 三浦一族に関するさまざまな学術論文などを5年の歳月をかけて研究し、足跡を1冊の本にまとめた。
 また、鈴木さんは三浦一族の足跡も含めたガイドブック 「三浦半島の史跡みち」も出版。横須賀、逗子、三浦、葉山の3市1町の史跡を訪ねる29コースを紹介している。浦賀には三浦按針の屋敷や修道院があったことや、鎌倉と逗子のほぼ市境にあるお猿畑の切岸は山城の防御でなく、建設資材の切り出し跡だったことなど、新たな史実も盛り込んでいる。
 「相模三浦一族」は401㌻。新人物往来社刊、2500円。「史跡みち」は319㌻。かまく ら春秋社刊、1800円。

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